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宣材写真で目をぱっちり撮影するための指示 [ポージングの話]

宣材写真の撮影時、両目がいつもぱっちり開かないとか、片方の目がいつも細く写るだとか、三白眼や斜視などで目線が来ない写真が多いであるとか、宣材写真が苦手な人には、指示出しと光の当て方が重要になります。目のぱっちりした宣材写真は、印象付けにとても有効です。ほとんどの人は、左右の顔が非対称です。CMでも有名な美容外科の院長とお話したことがありますが、やはり、左右の顔に違いがあるようです。

(フラッシュが苦手な場合はカメラマンとの呼吸(気遣い)の話なのでおいておきます。)

三白眼や斜視の場合は、カメラマンの指示出しにかかっています。私の経験上、ある程度は軽減できます。ダメならカメラマンを変えて下さい。私のところで撮影した方は、「この辺りを見るようにして下さい」と指示を出すのでヒントになると思います。

片方の目がいつも細く写ったり、つぶり気味の方は、
大きいほうの目をややカメラに向けて構えると目立ちません。小さいほうの目を前にすると小ささが際立ってしまいます。

いつも撮っているスタジオや屋外で両目が開かない写真が多いために、いつも修正してもらうという方は、撮影依頼先を変えたほうがよいでしょう。おそらくカメラマンがそこまで考えて撮っていない(熟練度の問題)。

【NG】
1.太陽や窓に正対したり、快晴時の明るい日向で撮影している。 2.照明のライトや自然光で明るく照らされた、ピカピカで白いスタジオで撮っている。 3.まぶたに髪の毛が載っている。
これらは目が開きません。

1.の場合は、太陽に正対しないか、テントの下などの「明るい日陰」を探して下さい。

2.の場合、ピカピカ明るすぎないスタジオに変えて下さい。
自然光ではなく、ストロボ光(フラッシュ光)の撮影を推奨です。
部屋がまぶしくなければ目が開くのです。
フラッシュは目が感じる間も無く、瞬間的にモデルさんや背景を照らしますから、しっかり目が開いて写ります。

自然光スタジオは、快晴ではまぶしく、陰影がつきすぎますし、雨天や曇天では発色が悪い。さらに夜は撮影が出来ないなど、当日の天候や時間帯に左右されます。もうひとついうと、カメラまかせの素人でもカメラマンに雇えるので、宣材写真の写真写りのあたりハズレが大きいのです。その宣材写真のスタジオが、いちいち修正するのはサービスではなく、そういうことかもしれません。

実は、雑誌や広告のプロの写真撮影では、
リビング程度か、やや暗い部屋で、ストロボ撮影することが多いのです。
ピカピカまぶしいスタジオなんてありえないのです。
嘘だと思うならGOOGLEやYOUTUBEで
「雑誌撮影メイキング」と入力して、動画や画像を検索してみて下さい。
プロカメラマンのスチール撮影現場は、たいてい、まぶしくない程度の明るさか、薄暗いのです。

理由としては、
a.部屋が、まぶしくないので目がぱっちり開く。
b.光には色があるのでフラッシュ光と混ぜたくない。
c.自然光は、色やコントラストが変化しすぎて、扱いにくい。
など、いろいろあります。

3.の場合は、まぶたに髪の毛が1本でも載らないように、髪を切るか、分けて流してください。

最近、電機メーカーでは、蛍光灯の製造を中止しはじめ、電球売場は高価なLEDだらけです。将来的にLED照明に頼る写真スタジオも出てくると思います。ところが、LEDはあざやかに色を再現することが苦手です。そうなると、自然光か、ストロボかになりますが、自然光だと撮影可能な営業時間が限定されます(冬季は特に短く、梅雨や曇天では発色が悪い)から、経営が成り立たなくなる。すると自然光スタジオは、高額になるか、つぶれるか、ストロボを始めることになる。将来的にも写真スタジオはストロボ撮影が優位ですが、ストロボ撮影の経験が豊富で(最低五年以上)、かつ、絵づくりの上手いカメラマンがいて、さらにPCに明るい世代でないと、カメラという暴れ馬に振り回され、プロ用の一眼レフで撮っても「自分はこんなもんか」っていう仕上がりにしかならない。

やはり、力のある写真(使える写真)は、カメラマンの技量次第ということになってきますね。

宣材写真をいい顔で撮影しましょう。

プロフィール写真、宣材写真の撮影の案内は前後の日記をご覧下さい。

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