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白い背景で、フィギュアを撮影してみました [撮影例・制作例]

愛好家ではありませんが、白い背景でフィギュアを撮影してみました。

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光源に、クリップオンストロボ(フラッシュ)をいくつも使っての多灯撮影です。
バック飛ばし」という高度な撮影術で背景を飛ばしています。
Photoshop等は使いません。専門外なのですが、こういう小物撮影のことを「ブツ撮り」といいます。

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実際の人物撮影で、加工せずに背景を真っ白に写せる個人向けの写真スタジオは、東京でもなかなかないと思います。とくに全身撮影の「バック飛ばし」は難易度が高く、私でも試行錯誤で5年かかりました。



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背景を白く写す技術については、教科書がないため若い人には難しく、かつ、デジタルに弱い世代のカメラマンにも難しいので、そうした多くの写真スタジオでは色紙に変更するか、どうしてもPhotoshopレタッチャーに頼らざるを得ないのです。するとコストがあがるので、手ごろな値段を維持するには、どこかを削らなければいけません。

駅前の高いテナント料、目立つための宣伝広告費、派手な設備と高い機材費用は削れない。

そこで、多くの写真スタジオでは、「撮影枚数と時間」「カメラマンの人件費」「レタッチャー(加工職人)の人件費」「メイクさんの人件費」を削ってしまうのです。高級なカメラを持つことは、高級な筆を持つことですが、高級な筆を持っただけで、字がうまくなる人はいませんよね。どんなに派手に宣伝しても、カメラマンの人件費を削ったら本当のプロは雇えないでしょう。とあるスタジオさんのカメラマン募集は、日当1万円程度でした。

当方の宣材写真はレタッチが不要でそのままお使いいただけます。

誰があなたを撮るのかということが、一番重要だと僕は思います。
写真写りが悪いとしたら、7割はカメラマンの責任ですよ。
だって、カメラで視てるんですから。

有名人を撮っているかどうかは、プロの指標にはなりません。
有名人ぐらい私も撮ってますし、見習いカメラマンだって有名人の宣材写真を撮るのです。

毎回あなたの写真写りが悪いとしたら、どんな偉そうなカメラマンでもプロの仕事をしたとはいえないのです。
「1枚以外ぜんぶだめ」なんてのは、カメラマンがだめなんですが
そんな時のために、
奇跡の一枚が撮れましたよ」なんていう魔法の言葉があります(笑)。

もちろん、私にも撮れない人がいます。
「落ち着きなく、動きを止められない人」
「カメラのレンズに目線をくれない人」

そう、赤ちゃんを撮るのが苦手です。

やっぱり、ママが一番のカメラマンです。本当に。


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