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宣材写真の撮り方【プロの撮り方】 [専門的な話]

宣材写真の撮影予約詳細については前後の日記をご覧下さい。当日予約も出来ます。

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最近,撮影にいらした小学生(2度目)が,この1年間に出演したミュージカルのチラシをいくつも置いていきました。
「え!こんなに出演したの?!しかも,超人気声優さんといっしょの舞台もあるじゃん!」
(私は少年に戻りたい・・・。)
お母様には,写真のおかげだと,非常に感謝されました。
ここには掲載しませんが,チラシは,撮影スペースに飾っておきます。

さて,宣材写真の撮り方を書こうと思う。加工でごまかさない撮り方です。

私の撮り方は,就職写真でも一流企業に内定でていますし,書類だけなら,四季のオーディションだって何人も通っているので間違ってはいません。

大事なことは,1.よくみること,2.変な撮影テクでごまかさないこと, です。なんとなく撮れたつもりでいるうちは,プロではなく素人です。
都内のスタジオでも見かけるのですが,宣材写真で連写するスタジオはだめです。「パシャパシャパシャ!ほら,機材すごいでしょ?はい,終了!」って,あっけにとられた顔しか写らない。よく見て狙って撮らないと。美人モデルや有名人を撮っているとか,どんな偉そうなカメラマンでも,一般人こそ,きれいに撮るのがアンタや俺たちカメラマンの仕事じゃないのか?と。

【プロの原則】
モデルさんのいい顔をみつけて,何回も撮ることです。
どんな人にも,いい顔はありますし,いい顔は引き出せます。会ったばかりの知らない人から笑顔を引き出すには,会話と豊富な引き出しが大事になってきます。モデルとカメラマンとが共同作業で,作品を作っている,仕事をしているんだという,気持ちが重要です。

高級な筆を持てば誰でも,字がうまくなりますか?
絵作りには,感性と技術が必要です。
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オーディションで必要になる宣材写真はだいたい2枚です。
1.上半身(バストアップ),2.全身



1.上半身を撮る時。
a. 正面,やや左構え,やや右構え

【プロのコツ】 わずかにモデルの目線よりも上から撮る。また,左右の顔は異なります。

2.全身を撮る時。

考え方としては,全身のプロフィールは,素人モデルの場合は,ポーズよりも体型がわかりやすいことが重要です。そうでないと,採用側が,判断しにくい。

あなたが採用側で,応募写真の山の中,なにかをごまかしたり隠しているのではないかと疑わしい写真を残しますか?

腕の長さや,脚の長さ,全体のシルエットなどが,わかりやすい立ち方が一番です。
ダンサーさんの場合は,ポーズや筋肉のつき方で習熟度も表現できますが,一般の方は,直立不動の姿勢のほうが,体型がわかりやすいだけでなく,逆にプロの現場の写真にみえる。イメージ的にはユニクロやGAPのポスターみたいな自然体のイメージです。ポーズをとりたいのでしたら,ついでに撮るぐらいでいいと思います。あとは選んで出すだけです。

【プロの設定】
私はズームレンズは使いませんが,ズームレンズ(WT設定)を使うのでしたら,W(ワイド)ではなく,T(テレ)側で撮ります。Wで撮るとウエストが太く写るからです。

【プロのコツ】 洋服の場合は,2メートル以上離れて,ひざの高さぐらいにカメラを構えて,下からあおります。これで,頭が小さく,全身が長身細身に写ります。ただし,下から撮るとブサ顔に写ることがあるので,その場合は,へその高さぐらいにします。

【プロの指示】ほとんどの人は,左足よりも右足のモモが太いので,左足を前に構えたほうが細身に写ります。また,ウエストを正面にむけすぎないようにします。
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「明るい日陰に立たせる」「緑の多いところではWBを蛍光灯にする」「照明の真下に立たない」「レフを利かせ過ぎない」とか,技術はいろいろあるのですが,一度にたくさん書いても,消化不良になると思います。

うまく撮れない方は,プロが最新機材宣材写真を撮りますので,どうぞご予約下さい。都内でも,私の技術レベルと実績からすれば,かなり安い宣材写真のアトリエです。

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