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オーディション写真や局アナ就活写真の考え方 [あれこれ]

「有名スタジオより書類の通りがよくなった」とよくいわれます。
さて、どんな風に撮れば書類の通りがよくなるのか?考えてみましょう。
私自身がかつて、デザイン事務所の依頼で2度ほど、
文部科学省のポスターに載せる素人さんを募集してオーディションをした経験から述べます。
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よくある派手な宣材スタジオさんがいう「あなたを魅力的に加工する」「芸能人風に指を立てたり手を髪に添えたり妙なポーズを作って写す」ことはマイナスかもしれません。なぜなら、それでは、あなたが伝わらないではありませんか。実際にアナウンサー試験のエントリーシートでは、小細工が困難な屋外スナップ写真が必要になります。オーディション用のスタジオ写真で何が見たいか考えたら、芸能人風味のポーズ写真はむしろマイナスです。

「ひねりすぎたり、カメラのトリックで体型や顔の形がよくわからない」
「腕や脚の長さがわからない」
「細いのか太いのか」
「添えた手の下に傷があるのかもしれない」
「詐欺写真なのかもしれない」
などいろいろ考えられ、未熟なカメラマンがよくやる「ポーズに逃げた写真」はよくありません。

全身写真の場合は、体操選手みたいな「気をつけの姿勢」か、ホテルマンやアナウンサーのように「足を『レ』の字に配置して立つ姿勢」が一番きれいですし、プロっぽいですし、実際にそういう写真が必ず必要になるので、俳優さんや声優さんを撮る時でも素人を捕る時でも、私は必ず何枚かは撮っています。丁度良いサンプル画像がないのですが、この学生さんの屋外写真のモデルさんみたいな姿勢が理想です(※右手を除く)。この写真は絵づくりのために、やや上から撮っていますが、もう少し下からあおって撮ると脚が長く写ります。

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選ぶ側でみるのは、体型(シルエット)や顔立ちです。
あ、もちろん、ポーズのある宣材写真も撮れます。オーディション用の写真の話です。
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